夏の名残のセピアのしげき


北海道ビートサイダー「セピアのしげき」である。一応北海道限定販売ということなのだが、近所のスーパーで実にあっけなく売ってたので買ってきた。それにしても「セピアのしげき」という、まさに刺激的な商品名もさることながら、この商品に一定のインパクトを与えているのは、ラベルに写る少女の絵姿である。

オカッパ頭がいかにも昭和レトロスタイルなんだけど、笑顔にどこか陰が差しているというか、表情がやけに生々しかったりするというか、小悪魔的というか、まあともかく気になる。まるで心理検査のとき検査官から差し出される図表のようだ。このラベルを提示して「これをみて何を想像しますか」みたいなことを言われたりするのだろうな。まあほんとにそんなことがあったら私は「目の下に隈ができてますから、ものすごく疲れてるんでしょうね。きっと彼女は家計を助けるために製糸工場で働かされてるんですよ。そして僅かな休憩時間にサイダーでも一服してるんですよ」と答えるだろう。
まあこんな「プチリアルちびまる子」(もしくは「リトル山口小夜子」)的ルックスの少女が微笑む「セピアのしげき」の肝心の中身だが、さとうだいこんからできてるせいか、どこかやさしい甘さがある。ただ炭酸がちょっとキツイ。そこらあたりが少女が私に仕掛けた小悪魔的な「しげき」なんだろう。