ドイツの人気子供番組ベスト10

バイロイトパリス・ヒルトン」ことカタリーナ・ワーグナー*1の演出した「マイスタージンガー」のネタ探しをしているうちに、こんな記事を見つけた↓
ドイツでテレビばっかり見ています・・・。−Die 10 人気の子供番組
10位に「みつばちマーヤの冒険」、5位が「ニルスのふしぎな旅」、そして3位には「アルプスの少女ハイジ」と、麻生外相がガッツポーズしそうなランキングだけど、ドイツで「人気子供番組第1位」に輝いたのは…;

「眠りの精」(Sandmännchen)でした…。「眠りの精」なる妖精が手にしている砂を掛けられると、よい子は誰でも眠りにつくという、なんとも教育的な番組であります。
しかし上記リンク先には、この番組についての興味深い事実が記されている。「眠りの精」は冷戦時代、西ドイツと東ドイツ(DDR)の両国で別個に製作され、各々の国のテレビ局でずっとオンエアされていたのだ。その時期の「眠りの精」の風貌は、両国で著しく異なっていた。「東」の妖精はアゴヒゲみたいなのを垂らしていて、正直ふがいない外観なのに対し、「西」の妖精はソフィスケーティッドされたルックスだった。
やがて東西ドイツが統一され、「眠りの精」のキャラクターも統一されることとなったのだが、そのとき採用された外観は、「東」出身のダサいキャラクターだった。

*1:2007年7月24日付の「ロサンゼルス・タイムズ」紙にはこう記されている。「....The outspoken, 29-year-old blond with a preference for jeans has been labeled the "Bayreuth Barbie" and "Bayreuth Hilton" by some tabloids...」