各務原のラーメン

 岐阜県は各務原市まで遠出したついでに、そこで味わったラーメンの感想を。一説によると、各務原は「ラーメン激戦区」だとか。確かに街のあちこちで「ラーメン」の看板を見かけたような気がする。

「なげやり」(Nageyari)とはナンとも投げやりな店の名前だが、ネットでの評価が高かったので寄ってみた。行く前は普通のラーメンを食べるつもりだったけど、私の右隣も左隣もつけ麺を食べてたので、私も周囲に流されて(笑)つけ麺をオーダー。
実は私、「つけ麺」を食べたことがないので、他店と比べてどうだとかはコメントできないけど、水で締めた太麺と温かくて濃厚なスープとの相性が実に良い。スープの味が濃くても脂っこさが口に残らないのは、きっとスープの味付けが絶妙だからだろう。接客を含めて、レベルの高い店だと思った。

ラーメン麺丸」。ネットの調査によると「豚なんこつチャーシュー麺」が名物という。どうやらその豚肉が、ラーメンのトッピングとしては破格のボリュームらしい。そのボリュームがどれほどか、お店のスタッフに尋ねる。「200gあります」と即答するスタッフ。「ヤバイ…。これを食べたら尿酸値が…。でも食べたい…」と恐る恐るオーダー。もはやラーメン一杯を食べるのにイチイチ自らの健康状態を気遣うようになったかぁ、と思ってる間にラーメンが目の前に置かれる。主役の「豚なんこつチャーシュー」がスープの奥深くに沈んでいる。さすが200g(笑)。ともあれチャーシューをスープからつまみ上げて一口、また一口と食す。ものすごく長時間煮込んであるのか、豚肉は実に柔らかい。軟骨までトロトロだ。なんかチャーシューを食べただけでスゴイ満足してしまい、箸を持つ手が自然と止まる。「そうだ、麺がまだあった」とわれに返り、麺をつまむ始末。ともあれ実に豪快なラーメンだった。