どうして皆チャーハンの作り方で熱くなるかなぁ

http://memo.lazy8.info/archives/cha.html
↑この記事に対してこれだけ「はてブ」が付いてる。あと「俺はこんな風に作ってるがうまいぞ!」的なレシピ披露合戦がネット界で繰り広げられている(代表格はコレかな)。
どうして世の人々がチャーハンの作り方についてこれほど熱く語るのか。これはひとえに、自宅で作る炒飯が「中華料理店のチャーハン」とは似て非なるモノになってしまうからに他ならない。
私も思い起こせば色んなレシピでチャーハンを作っている。最初は永谷園のチャーハンの素を使って、そのパッケージに書いてある通りに作っていた。これは結構美味かった。しかし「もっと美味く作れる方法がある筈だ」と欲張ったのがいけなかった。さまざまなテレビの料理番組のレシピを取り入れたんだけど、味がくど過ぎたりご飯がベタベタし過ぎたりして、どうもうまくいかなかったのだ。
最近はウー・ウェンさんのレシピを使ってる。「大好きな炒めもの」(ISBN:9784471400101)の86ページに載ってる「卵とねぎの炒飯」は「へっ、こんなんでいいの?」と拍子抜けするくらい手順が簡単だ。具も卵と長ネギのみと、実にシンプルだ。それでも口にすると結構イケる。何よりヘンに凝った味になってないのが好ましい。正直これは「中華料理店の味」ではない。しかし家庭でさっさと作って、さっさと食べるには充分すぎるくらいだ。家庭で作る料理はヘンに欲張らずに「程々の味」で満足することも肝心だと思う。