NHK-FMから

ヨー・ヨー・マ(チェロ)ウルフ指揮フランクフルト放送響(2003/9/14 on air
マは最近企画モノのCDやらコンサートが多くて、色々チャレンジしてるのは分かるけど、彼の今のチェロ演奏自体を純粋に楽しめるものではなかったんで、昔実演で聴いたときと変わらない安定した技巧が聴けて安堵(曲はR・シュトラウスの「ドン・キホーテ」ね)。
最近は「その音色を聴くだけで納得」って位上手な人でも、ただ古典作品を弾くだけではなく、レパートリーに一工夫する人が増えたね。ヴァイオリンなら再婚してからのムターも、ムローヴァもそう。エージェントやレコード会社が「名曲路線じゃ売れない」って言っちゃう時代なのかもしれないけど。
ヨー・ヨー・マについては、もともと最近のリリースの傾向とは関係なく企画モノが多かった人だからね。「ハッシュ」(ASIN:B00005G8PS)とか、Suite for Cello & Jazz Piano Trio(ASIN:B0000025XO)みたいな、結構楽しめるモノもあるし。