フィンランドの6人組アカペラ・グループ、ラヤトン(Rajaton)が気になる

最近フィンランドから出てくる音楽って何か面白い。下のエントリで紹介したアポカリプティカもそうだし、ジャズ畑ではファイヴ・コーナーズ・クインテットやダリンデオもそうだ。そして私が最近すごく気になっているのが、アカペラ6人組グループの「ラヤトン」(→公式サイト)だ。


Rajaton Sings Abba With Lahti Symphony Orchestra
アーティスト:ラヤトン(Rajaton)、アバ、ラハティ交響楽団
出版社/メーカー:Plastinka
メディア:CD
(→amazon.deHMV@TOWER.JP

斉諧生様のサイトで知ったこのCDだが、当初はラヤトンへの興味は微塵もなく、私はただ「ラハティ響がアバをやるのか!面白そう!」ということで購入したのだ。率直に言ってラヤトンのことは、あの「グループ名はイタリア語だけど、メンバーには誰もイタリア人が居ない」ヴォーカル・アンサンブルのフィンランド版かな、という程度にしか思っていなかったのだ。しかしこのアルバムを聴くにつれ、「ひょっとしてラヤトン、只者ではないかも…」と思い始めたわけ。その実力は、オーケストラ抜きのアカペラで歌われた「ヴーレ・ヴー」(Track 5)、「Head Over Heels」(Track 7)で知ることができる。彼らの声色の豊かさ、ヴォイス・パーカッションを取り入れたポップな音楽性、そしてここぞというところで見せつけるボリュームあふれる声量。どこを取っても、ヴォーカルの多彩な魅力をこれでもかと見せつけている。
「あなどれないなラヤトン」と思った私は「Amazon.de」で色んな楽曲を視聴してみたが、どのトラックもなかなか面白かったので、とりあえずアルバムを何枚かオーダーしてみた。これらの感想はいずれどこかでupするかもしれない。