チューバ99台による追悼コンサート

今年10月に亡くなったアメリカのチューバ奏者、トミー・ジョンソン氏(享年71)の追悼コンサートの模様を「ワシントン・ポスト」紙が伝えている(参照)が、まずリンク先にある実に多数のチューバが並んだ画像*1が圧巻である。まるで三十三間堂の千手観音像みたいだ。
無知な私はジョンソン氏のことをこの記事で初めて知った(その点追悼記事をきちんと掲載したスポニチは偉い)が、「教職の傍ら、長年に渡り映画音楽からジングルまで何千ものスタジオレコーディングで活躍」「彼がセッションに加わった映画音楽は『ゴッドファーザー』『タイタニック』『未知との遭遇』『ジョーズ』など」「特に『ジョーズ』では『デーデ。デーデ。』で有名なあのモチーフを吹いてる」などと書かれている中、私が一番目を引いたのは「ジョンソン氏は世界で初めて(R・コルサコフの)『熊蜂の飛行』をチューバで吹いた人物」という記述。

(関連記事)チューバ奏者・ロジャー・ボボ氏による追悼記事

*1:このとき演奏していた曲はチャイコフスキー交響曲第4番」のフィナーレ(!)