例の拉致事件で国際手配された女の弟だというヴァイオリニストのことですが

彼の名は「キム・ソンホ」だとわかりました(sakag510さま情報ありがとうございます!)。
実は今日オンエアの「報道特集」でも彼のことが紹介されてた。番組によれば、キム・ソンホはチャイコフスキーコンクールで「天才的実力」を高く評価され、その後も北朝鮮では知らないものはいない国民的演奏家だったという。帰国後はマンギョンデ学生少年宮殿でヴァイオリンを指導していたが、金正日の妹キム・ギョンヒの娘を個人指導しているあいだに、キム・ギョンヒと男女の関係になったらしい。そのため彼は秘密裏に「消されてしまった」という。
そして番組では彼のヴァイオリン演奏もオンエアされた。曲目はヴァイオリン協奏曲「永遠に忠誠を誓います」。いかにも共産主義国らしいタイトルだ。曲そのものも実にメロディアスで平易な内容で、正直この演奏を聴いただけでは彼の実力がいかほどか即断するのは非常に難しい。ただ音の芯はしっかりしていると思ったし、音程も実に正確だ。そのあたりが彼の実力の片鱗なのだろうか。