「N響アワー」に菊地成孔が出演

見てます。菊地氏は黒いアディダスのレトロなジャージ姿で登場。いきなり池辺晋一郎氏の駄洒落が2発炸裂してメロメロな菊地氏。なにやら今日は菊地氏が現存するN響の動画アーカイブが全て書かれたリストに目を通し、その上でチョイスした演奏をオンエアするという趣向らしい。これなら菊地成孔ファンでなくても楽しめそう。で最初に流れたのが武満徹の「ウィンター」(1974年収録)。指揮の岩城宏之が若すぎる!
演奏終了。「かっこいい」「クール」と述べる菊地氏。「やっぱり『ウィンター』だからクールです」とまたもや池辺晋一郎氏のダジャレが爆発。ちなみに普段「N響アワー」をご覧にならない皆様のために申し上げると、この方のダジャレの精度と破壊力は早野宏史級です(笑)。
次はギーレンの「幻想交響曲」の第4楽章の一部(1977年収録)。これに「ギーヲタ」の私はもちろん興味深く拝見。指揮者の脇を固めるのは徳永兄弟。徳永兼一郎のガニ股奏法が懐かしい。
3曲目はチャーリー・パーカーが心酔したというヴァレーズの「アンテグラル」(2000年収録)。指揮者は若手有望株のデイヴィット・ロバートソン。「へぇ、彼ってN響指揮してたんだ…」と感心する私。「(この曲は)踊れますね」と菊地氏。
最後はデュトワ指揮による「優雅で感傷的なワルツ」(2000年収録)。「ロマンティックな曲だから」とチョイスの理由を語る菊地氏。「退屈ギリギリだけど」とも(笑)。