結局一番鋭い走りを見せたのはアノ犬

中村憲剛はガーナ戦よりも効いていた。インドの選手達が余りケアしていなかったことが一番大きいが、今回は中村より前に居る選手がガーナ戦と較べて明らかに多かった。ターゲットが多いとそれだけ敵選手のマークが分散され自ずとパスの成功率が高くなるという、実に判りやすい話。これからは強敵相手に同じプレーが出来るかどうかが課題。
それから生中継で解説した風間さんがさかんに言ってたけど、どうして日本代表は後半になってからいきなりボールコントロールが下手になってしまったんだろう。特に普段ならどんなロングボールでも確実に足元にピタっと止めるスキルを持つ山岸が結構もたついていたのには驚いた。誰かボールに呪文でも掛けたのかとさえ思った。個人的には後半冒頭の日本は「ボールを早く回そう」という意識が強すぎたように見えた。父オシムが「試合を早く終わらせようとした選手がいた」と試合後語っていたのはこのことか。
あと実況の青島アナはいつもながらの良い仕事をしていました。インドの選手たちの名前をフルネームで(例:「ナドゥファルンピルパパチャンフラディープ」)淀みなくしゃべり続ける様に「職人芸」を感じました。