ようわからん

http://www.nikkei.co.jp/kansai/culture/32719.html
関西財界のトップの発言で関西音楽界が大揺れらしい。
報道だけではよく分からないけど、この経済団体のトップの発言はどのような立場での発言なのだろう。関西財界の意見を代表しての発言だとするなら、他の企業トップの方々から同様の意見が続出してもおかしくないんだけど、そんな話はトンと聞かない。また秋山氏が会長を務める関西電力は大阪の各オケを資金面でサポートしているが、同社が「経済状況が厳しいのでスポンサーを降ります」的な話も聞かない。それとも秋山氏一個人の私見なのだろうか。彼のツルの一声で世の中が動くようなナベツネ的大物であればともかく、報道によれば秋山氏の関西財界での求心力はそれほどでもないらしい(参考)。このことは去年6月に経団連の奥田会長から「早期退陣」を勧められたことからも伺える。また凡庸な内容の定例会見は記者から「全く記事にならないことが多い」と言われてるらしい。もしかして今回の騒動に一番びっくりしてるのは秋山会長本人かもしれない。ともかく個人的には、彼の発言によって関西財界が彼に「右に倣え」するかどうかは疑問だ。また在阪オケも過敏に反応しすぎではと思う。4団体中財政的に一番ヤバい大阪センチュリー響が敏感に反応するのは理解できるが、他の3つがどうしてそんなに慌てるのか。右往左往せずどっしりと構えて楽団運営を粛々と進めておけば良いのに、と思うのだが。
また今回の発言後マニアの間でも様々な議論が起こっていて、私も某掲示板で絶えることなく続く議論を興味深く眺めているけど、個人的には大阪のオケに思い入れの強いお方の意見が聞いてみたい。