今日聞いた音楽

Affairs of the Heart

Affairs of the Heart

欧州某局のウェブラジオで番組の余白の時間に流れていたのがカナダの作曲家マルヤン・モゼティクMarjan Mozetichによるヴァイオリン協奏曲「Affairs of the Heart」。一言でいうとポスト・ミニマム的作風なのだが、ミニマム的律動よりも叙情的な旋律を前面に押し出した音楽は多くの人の耳に好ましく感じられるだろう。マイケル・ナイマンの「ピアノ・レッスンOSTASIN:B000000WK1)や吉松隆が好きな方はきっと満足されるのではないだろうか。このリリシズムを「退嬰的だ」と捉える向きもあるかもしれないが、そうとは分かっていても抗しきれない魅力を持つ作品、と私には映った。