福岡・天神の外資系CD店にクラシック・コーナー復活

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=8615
↑上の記事から大分離れて、普段俺がCD店に対して思っていることを書く。
CD店のクラシック・コーナーに立ち寄るときに常に感じるのは「品揃えに無駄が多すぎる」ということ。新発売のタイトルを売れ線だけでなく、売れなさそうなものまで律儀に店頭に揃えすぎているんだな。不肖「坂本くん」は、以前その理由を店員さんに尋ねたことがあるんだけど、「レコード会社が『とにかく全タイトルを仕入れてくれ』と言うから仕方なく入れてる」というのが回答だった。そんなわけで売れるかどうか分からないタイトルまで店頭に並ぶことになり、在庫がどんどん増えて結局かなりの数のCDが儲けにならないバーゲンセールの処分品となるのだ。
渋谷タワーのような終日お客さんが絶えない店ならともかく、そうでないところ、特に地方都市の店舗なら全タイトルを揃える必要なんてないと思うのだ。極端な話、吉田秀和宇野功芳許光俊といった批評家たちの一押しCDに、ほんとに売れてるアーティスト(村治佳織フジ子・ヘミングなど)のアルバム、そして(「モーツァルトと健康」とか、ベストクラシック100とかの)コンピレーションを幾つか並べるだけにしておいて、あとはお客さんのオーダーを受けて商品を取り寄せる形にすれば、在庫を最小限にすることが出来て、その結果収支も好転すると思うのだが。