欧州のパイプオルガンの危機

http://agatashi.cocolog-nifty.com/diary/2004/01/post_2.html
リューベックの聖ヤコブ教会をはじめとするオルガンのパイプの成分である鉛の腐食によって穴が空き、空気漏れにより音が出ないパイプが出てきているらしい。で調査の結果、オルガンの送風機や風箱を修理する際に用いられる新しいナラ材が高濃度の酢酸を放出し、その成分がパイプに吹き込まれるのが原因であると判明したとの事。何でナラ材が酢酸を放出するのかは不明だが、教会に20世紀になって導入されたセントラルヒーティングが影響しているのではとの意見も。でそれについての研究グループのサイトはこちら(英語)。
(参考文献)Nature Vol.427(8) 1 January 2004 "Organ Failure"