NHK-FMから

ピーター・ゼルキン・ピアノ・リサイタル(2004.1.12 on air)
変奏曲づくしのプログラム。ベートーヴェンピアノソナタ第30番は個人的に好きな曲だけど、楽譜通りキッチリひく人と、感興に任せて自由に弾く人の2タイプがいてその差が極端だったりする。今回は後者だった訳だけど和音の打鍵とかが独特のクセがあって面白かった。ディアベッリ変奏曲は各変奏の特徴をはっきり出すものの、最後まで自然に流れた印象。だけど気分よく聴けた。ゼルキンの場合誰々の影響とかに関係なく弾いている感じがして、変に巨匠ぶらないところが吉。