最近のCDから

ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付」作品125(テンシュテット指揮ロンドン・フィル他)(ASIN:B0000CABI4
昨日ようやくゲットして聴いてますが、確かに噂に違わぬ熱演。すごく感情の起伏が激しい、いわゆる「爆演」ですな。音質は、まあむちゃむちゃ良くはないけど、予想より悪くなかった。しかしこの熱っぽさはいいよね。最後のプレストのラッシュもすごいよ。
あと気になったのは、ところどころ楽譜に手を入れているところがあったね。第1楽章の第416小節目から(Track1;12:10頃)の1st Vnが楽譜より1オクターブ高くなってる*1。あと第4楽章の321小節目からのティンパニは、楽譜だと「レ・レ・/レ・レ・/ラ・ラ・/レ・」なんだけど、テンシュテット盤は「レ・レ・/ソ・ソ・/ラ・ラ・/レ・」。330小節目の「Gott」とコーラスが伸ばすところは「A」を「F」に変えて叩いている。これでけっこう感じが変わって聞こえるからおもしろいね。

*1:これはRCAトスカニーニ盤でもやってた